80にして平和を祈る

今年は80にして平和を祈るになりそうです。

個人は心を他に支配された状態、国は他国に支配された状態は平和と言えません。

心を他に支配されない方法が心理学で色々研究されています。

最近、星 友啓著 「全米トップ校が教える自己肯定感の育て方」に書かれていた心理メソッド「ディスタンシング」の一つを行ってみました。

私と同じ悩みを持っている仮想A君を心に描いて声を掛けるのです。

「A君、お前のあの時の努力と準備不足では当然失敗するよ。事実は変わらないが、これから頑張れよ!」でした。

このようにA君を励ますと、私の悩みも霧散し心が軽くなりました。

心が社会や他人の価値観に呪縛され自己肯定感を蝕んでいたのでしょうか。

A君に掛けた言葉が現在の自分の真の価値観であるので、ストンと腑に落ちたのでしょう。

腑に落ちない場合は、自分が尊敬する歴史上の人物Bに悩みを話して励ましてもらうのはいかがでしょうか。

自分が尊敬する人物Bは自分の価値観に近い言葉で励ましてくれそうな気がします。

日本では、心理学や心理メソッドは、心の弱い人のためのもの、あるいは洗脳の道具に近いと考えている人が多い気がします。

そんなものではなく、人々の心を自由に、柔軟に、より強くするものであり、子供たちに早くから教えることにより、不登校、いじめ、自殺などの負の面を改善するだけでなく、自己肯定感が強く、自分の価値観を実現していける強い心の人に育つと思います。

国が他国を支配しようとするのは、支配者が貪欲や妄想に捉えられ、自国民、他国民の自分らしい生き方をサポートするという初志を見失い、国民も支配者の妄想に呪縛され自分の誇りを捨ててしまった成り行きでしょう。

心理メソッドを学んで実践し、自らの心理状態を常に健康に維持する謙虚さを備えた人を為政者に選出することも国民の大きな責務だと思います。

独裁者をなじるだけで平和に役立つ行動ができずに祈るしかないことを悔やみ、学校教育で心理学や心理メソッドを学んだ若者達が強い意志で平和に満ちた社会を築いてくれることを願っています。