価値観と政治体制の試行錯誤

個人や社会の価値観は政治体制と互いに影響し合い時代とともに変わることは歴史が示しています。

人は太古の昔から生存に役立つ知識や行動を試行錯誤して発見し個人や社会の価値観を形成してきました。

狩猟採集時代は、男性が狩猟、女性が採集で食物を得る分担があり、女性の地位も比較的高かったと思われます。

農耕時代になると、力仕事が多くなり男性の労働が増え、定住し財を蓄積相続し、家父長制が広がりました。

食物を耕作する土地を王国間で奪い合う古代文明から中世(封建社会)になると、領主が農民を支配しました。

土地を武力で奪い、守ることに高い価値がありました。

商業資本主義が発展した近世では中央集権国家が奴隷貿易や植民地支配の主導権を争いました。

産業革命後の近代は、食物の他にも様々な財が大量生産され、民主主義が普及し、帝国主義、社会主義が台頭しました。

IT、AIなどの科学技術が急速に発展した現代は、様々な政治体制を試行錯誤した後に民主体制を選択した国、民主主義を試行錯誤することを独裁体制が阻止している国、国民が強いリーダーを求めている国など異なる政治体制が混在しています。

現在、民主体制は他の政治体制より人の心地よい生存に役立つ価値観を国民に提供すると考えます。

しかしながら民主体制も試行錯誤して価値観を社会情勢や科学技術の発展に合せて更新しなければ崩壊するでしょう。

議会制民主主義共和国として誕生し、民主的なヴァイマル憲法を擁したヴァイマル共和国は、不景気、ヒトラーの巧みな演説、ナチ党のデマ、煽動などに対抗できる価値、政治を提供することが出来ず崩壊し、ヒトラーの独裁体制を誕生させました。

最近、米国では民主党政権が格差の拡大、IT技術革新などに対応した価値観に基づく政策、法整備を行うことができず、独裁的なトランプ政権を誕生させました。

民主体制で大切な価値を有する人権は、自由・平等・多様性です。

しかし、人が生存するために最も大切なものは食物です。

現民主体制も、全ての国民がひもじい思いをせずに食物を得ることができるような経済・社会改革を優先的に実施しなければ崩壊の憂き目に遭うでしょう。

「衣食立りて礼節を知る」は、生身の人間が試行錯誤して得た価値観でしょう。

試行錯誤は、課題解決のために熟慮した方策の実行の失敗を分析し、修正した方策を実行することを繰り返して課題を解決することです。

例えば、高関税が経済全体に与える影響を分析することなく性急に高関税を課すようなことは、試行錯誤ではなく、価値観における高関税の価値の優先順位を低くするだけです。

IT技術革新により情報戦略が飛躍的に有効になった現代、民主体制はデマ、煽動、ポピュリズムの標的になります。

このような前代未聞の状況下では、人権の一部を制限しても民主体制を固守できる法・制度改革を迅速かつ適切に実施することが急務であると考えます。

人生の意義は生きること

我々は今、異常気象、米中の覇権争い、不当な戦争の頻発、貧富差の増大、SNSによるフェークニュースの拡散、核の脅威など不安や恐怖に満ちた混沌の時代の中で、生きる価値、目的や目標を見失い、何となく落ち着かないニヒリズム的風潮にあります。

20、21世紀は絶対的な価値や生きる目的、目標がなくなるニヒリズムの時代になるとニーチェは予言しました。

ニーチェはニヒリズムの時代においては、人は力を得るために知識を取得し、強者になるために力を増大し、強者になることが自分の力を発揮して楽しみや面白さに繋がるとしています。

道徳は弱者が強者を引きずり降ろすことによって、自己正当化するためのものだと批判しています。

ニヒリズム的風潮を煽動し利用して強い権力を手中にした強者は、自己の利益獲得、権力行使を独断専行して楽しんでいます。

例えば、強大な権力を手中にした米ロ大統領は、ロシアのウクライナ侵攻の米露停戦交渉をウクライナ抜きで始めようとしています。

イーロン・マスク氏は、強大な財力に任せて反道徳行為を世界中にばらまいています。

金正恩委員長は、独裁権力で自国軍人の命をロシアに売っています。

確かに価値観は時代と共に変化する部分もあり、絶対的なものではありません。

しかし、現在を生きる民衆が共有する価値観をその時を生きる人々が大切にしなければならない絶対的な価値観とし、生きる目的、目標のベースにすればよいのではないでしょうか。

さらに、肉体的に存続するための食欲などの生理的欲求と、社会集団での一人として存続するための承認欲求などの精神的欲求に基づいて、日々を平和に暮らし、真善美な目標達成に努力する価値は、創造主がヒトの遺伝子に記した遺伝情報の一つで、時代によって変化するものでないと考えます。

全知全能の創造主は完全無欠であるという唯一の弱点を有されていると考えます。完全無欠であるということは、何ら変化する必要が無くなり、存在しない「無の状態」と同じになってしまうのではないでしょうか。

創造主は「無の状態」に対峙する「有の状態」をより多様により強く実感するために、多種多様な性状と才能を備えたヒトを創られたと考えます。

人が「生きる」絶対的な目的は、「生きていること」によって「有の状態」をしっかりと作り、創造主と「存在」を共有することではないでしょうか。

創造主は人が多様な状態で強く「生きる」ために、目標を達成し、人の役に立ち、あるいは他人と共感できたときなどは、達成感や充実感などの喜びを感じるように遺伝情報に仕掛けられたと考えます。

創造主はヒトに代わるものを何時でも何処にでも創れるでしょう。

人間はニヒリズムが産んだ強者に利用されることなく、生きる喜びを創造主と共感しながら自信を持って様々な人生を謳歌することが務めだと考えます。

民間テレビへの期待

民主主義の原点である選挙において当選した米国大統領や兵庫県知事陣営がSNSで拡散した情報の正確性に疑問があるとともに、それを正すべきオールドメディアの対応不足が議論されています。

民衆は正しい情報を通してふさわしい為政者を選出することが出来ます。

また、真実が不明瞭な社会は民衆に漠とした不安感を与え、健全な科学、経済、文化の発展に悪い影響を与えます。

公共テレビ、民間テレビ、SNSは、正しい情報を民衆に提供することによって、民主主義を発展させ、平和を維持し、環境・貧困などの諸問題を解消して、民衆の日常生活を豊かにするという存在意義を有します。

民間テレビは、政治、経済、世事、国際情勢などを真実に反することなく、若干反体制視点から広域に発信することにより、民主主義社会の自由、平等、多様性を保障する意義があると考えます。

さらに、音楽、スポーツなどを人々の楽しめる形で広域に発信することで健全な文化活動を促進し民衆の日常生活を豊かにします。

SNSは誰でも手軽に身近な正しい情報を発信できるメリットがある反面、虚偽情報や発信者の価値観に染まった情報を拡散し民衆を混乱させて判断を誤らせるデメリットがあります。

民間テレビがその社会的意義をアップデートすることなく旧態依然な放映を続けていることに選挙制度延いては民主主義の危機を感じます。

フジテレビの人権問題に関する出直し記者会見は、記者会見自体もさることながら、出直し会見のために任命された新社長がSNSに対するフジテレビの社会的意義を問われて、「フジテレビのリーチはSNSより広域である。」と回答する夢のないものでした。

TBSのワイドショーでコメンテーターがSNSの偽情報をファクトチェックすることなく引用して世間の顰蹙をかいました。

他局でもコメンテーターとしての資質に疑問のある人がワイドショーで他人の意見を受け売りしている場面を散見します。

民間テレビには、SNSや公共テレビでは果たせない社会的意義を熟慮断行されることを願います。

民間テレビには、前述の社会的意義の他に、SNSで発信された影響の大きい偽情報を正す真情報をインターネット等も併用して高い信頼性の基に迅速に配信し、民衆が真実を知ることを確保する民主主義の守護神の一翼を担われることを期待します。

AIは未来に何をもたらすか

AIはタンパク質の立体構造予測、医療診断、自動運転など様々な分野で急速に活用され始め、人類に大きな幸せをもたらすでしょう。

反面、近時各国において、政治の世界、特に選挙などで民衆を煽動し感情に訴えて群衆を特定の考えに誘導する有効な手段として利用されている節があります。

人々がAIやSNSを過信することなく、自ら考えて行動することが、AIを利用して民衆を扇動しようとする政治家の出現を阻止し、延いては戦争の勃発を防いで平和をもたらすと考えます。

民主主義と選挙制度

11月5日に行われた2024年米国大統領選挙で利己主義をポピュリズムで糊塗したトランプ氏が圧勝しました。

11月11日の兵庫県知事選挙では県議会で知事の不信任決議案が全会一致で可決されて失職した斉藤元彦氏が疑惑の真偽不明の状態で当選しました。

二つの選挙で人の本性を信じた私の希望的予想は裏切られました。

自分の価値観と異なる対立集団の主張も、その構成員が抱える苦境や苦情を知り、自分も同様の苦境に立たされていると、正当なものと思われてきます。

しかし、選挙は民主主義を実現するための一つの基本手段であり、人民の「人権、自由、平等」を守った上で政治を実行する自分の代行者を選ぶ制度です。

人間は、感情が伴わないと行動せず、知性だけで行動を起こすことはないと言われています。

選挙がお祭り騒ぎのようになり、或いはSNSを駆使して人々の感情を煽動し、正常な判断力を阻害するものにすることは断じて許してはなりません。

民主主義は人民のための政治を目指し、ポピュリズムも人民第1主義を意味します。

民主主義とポピュリズムの違いは、選挙で選ばれた政治家の人格の違いにあると思います。

民主主義では政治家は真摯に人民のためを思い、ポピュリズムでは自分の利益を利己的に追求するでしょう。

ポピュリストであるヒットラーは、1929年の世界恐慌に喘ぐ議会制民主主義のヴァイマル共和国で、経済的に苦境に立つ人々を人民のためと煽動して選挙に勝利しナチス党首として首相になって権力を把握し、民主主義国家を忌まわしい独裁体制のナチスドイツ変貌しました。

人民第1主義のポピュリズムが人民のための政治を目指す民主主義を破滅させるのは奇妙なことです。

民主主義は政治家が人民のための政策を自ら考え出し人民にアピールして支持を得ようとするのに対し、ポピュリズムは対立者やその政策の欠点を人民に訴えて支持を得ようとする傾向が強い気がします。

野党はポピュリズムに陥りやすいですが、政策をしっかり提示し、人民が政策重視で選挙権を行使することが、ポピュリズムから民主主義を守るために大切なことだと思います。

トランプ氏の言動を見ていると利己的で人格的に米国大統領にふさわしいとは思えませんが、ノーベル賞受賞のために変貌することを望んでいます。

斉藤兵庫県知事の人格情報および兵庫県庁の体質に関する情報は少なく、兵庫県民が斉藤氏を再選した是非は闇の中です。

しかし、その後に発覚したPR会社による斉藤氏のSNS戦略支援に関する記事を読むと人々の感情に訴えるポピュリズムの顔が垣間見えます。

在任中は自分のためではなく、県民のために県政に邁進されることを望みます。

遺伝情報に込められたヒトが存在する意図

ヒトはたった一つの細胞(受精卵)が分裂して形成されます。

細胞は、ヒトをつくる遺伝情報の全容が記されたDNAを内包する核、細胞自体が生きるために必要なエネルギーを生成するためのミトコンドリア、遺伝情報に基づいて人体の各部位に特有なタンパク質を合成し、分裂した細胞を脳、臓器、筋肉、皮膚等を構成する細胞にするリボソーム、細胞内に進入した異物や細胞内の代謝物を消化処理するリンソーム、細胞の表面を覆う細胞膜などから構成されています。

そして、例えば脳細胞の集合体である脳は、肉体的に存続するための食欲などの生理的欲求と、社会集団での一人として存続するための承認欲求などの精神的欲求を生み出します。

一つの細胞が遺伝情報に基づいて分裂してヒトになる神秘、ヒトが遺伝情報に基づいてヒトらしく人生を楽しむ神秘は、到底偶然がもたらせることではありません。

近時医療分野で、悪い遺伝情報の記されたゲノムの一部(悪い遺伝子)を削除し、良い遺伝子に代えるゲノム編集が研究されています。

ゲノムはDNAのヒトをつくる遺伝情報の全容が記された部分です。

ヒトは既存のゲノムの悪い遺伝情報の記された遺伝子を削除することはできますが、ゲノムましてや一つの細胞を一からつくることはできません。

ヒトの細胞にはヒトゲノムがあるように、ヒト以外の例えばマウスの細胞にはマウスをつくる遺伝情報の全容が記されたマウスゲノムがあります。

情報には必ず作成者の意図があります。

ヒトゲノムに記された遺伝情報にはヒトが存在する意図が込められています。

マウスゲノムに記された遺伝情報にはマウスが存在する意図が込められています。

ヒトはマウスなどヒト以外の生き物と明らかに異なる生態を発揮するための遺伝情報をゲノムに記されています。

肉体的に存続するための能力に大きな違いはありませんが、社会集団で他人と協調して存続するための承認欲求を追求することがヒトの遺伝情報に込められた意図のように思います。

承認欲求は、役に立って他人から認められたい、自分の存在価値を自ら認めたいという欲求です。

承認欲求を満たすためにヒトは目標を立て自ら行動し、目標達成したときに欲求を満たすとともに遺伝情報に込められた意図を達成して幸福を感じるのではないでしょうか。

近年、利己的な自己顕示欲を利他的な承認欲求と詐る独裁者が多数の自国民や他国民の命を独裁者の保身のための戦争で奪っている行為は、ヒトの遺伝情報に込められた意図に背く不遜なものであり、人類の存続を否定する万死に値する大罪であります。

ヒトは一つの細胞さえつくれないという事実を認識して謙虚になり、多くの国民が遺伝情報に真摯に耳を傾け、それに込められたヒトの存在意図に従って行動することが、独裁者に国の統治を委ねず、国民自らが国を統治するための重要な基礎であると思います。

中間層が国家を創る

岸田首相は、「新しい資本主義で中間層を分厚くする。」を政権公約の一つにしました。

米民主党のハリス大統領候補は、中間層底上げを経済政策の柱に掲げました。

中間層は大雑把に定義すると、所得が一定の範囲にある人々の集団で、所得水準が富裕層と貧困層との中間に位置します。

OECD全体での中間層の人口割合は約61%であります。

ちなみに1位はアイスランドで約72%、日本は35カ国中14位で約65%、アメリカは下から3番目で約50%です。

独裁国家の中国では約40%,ロシアでは約35%です。

世界一の人口を擁する発展途上国のインドでは約33%です。

トランプを支持する共和党員の姿を見ていると、米国で中間層の割合が減少している悲劇を窺い知ることが出来ます。

統計学的に言えば、母集団の中間部分の要素の性状が母集団の本質を示す場合が多いです。

人格形成と暮らしぶりとは強く影響し合うので、人口比率が最大の中間層の性状が人類の本質を示すと考えてもよいでしょう。

しかし、独裁国家では、中間層の思想・行動は、教育や国家権力によって規制されるので、独裁国家の中間層の性状は人類の本質の歪んだものになります。

インドでの中間層の人口比率がインド経済の発展によって増大することは、独裁者に性状を毒されていない中間層の世界での人口比率の増大をもたらします。

これにより人類の本質を発揮して生きる人々の影響力が増し、戦争の抑止、世界の平和、人類の幸福に繋がると思います。

中間層の性状は、普通の才能を持つ人が、他人を助け助けられながら自分の成したいことを努力して成し遂げたことに喜びを感じる現役中間層が持つ平凡な欲望、性状ではないでしょうか。

富裕層の性状は、一概には言えませんが、特異な才能や環境に恵まれた人の若干自己中心的な傾向があるような気がします。

多くの富裕層が互助精神を発揮して貧困層に富を配分して欲しいものです。

貧困層の性状は、さまざまな性状が混在していて一様ではありませんが、恵まれない環境下で形成された社会への適応性が低い傾向がある気がします。

人々の協力を得ながら恵まれない環境を克服し貧困層から脱出することが望まれます。

中間層の性状を持つ人々は、現在どの層に属するかに拘わらず、中間層の性状こそ人類の本質であるとの認識と自信を持って、自分の成したいことに挑戦したいものです。 さらに政治に積極的に参画して中間層に有利な政策を実現し、延いては発展途上国や独裁体制下の中間層に働きかけて自由体制下の中間層の影響力を増大し、より多くの人々が自分の性状を活かして生き生きと生活できる社会を世界に拡散することが求められています。

不安や恐怖が多く混沌とした時代をどのように生きるか

我々は今、世界各国の異常気象が示す地球温暖化、地震の頻発、民主主義体制の後退と独裁体制国家の横暴、各国の右傾化、利己的政治家の増加、貧富差の拡大、戦争の常態化、核の脅威、物価高、株価の乱高下、企業モラルの低下、コロナ感染、高齢化など不安や恐怖に満ちた混沌とした時代の中にいます。

長い歴史のなかで人々は現在のような不安や恐怖に満ちた時代を幾度となく経験し、上手に対処して楽しく生きる術を習得してきたと思います。

社会文化の進歩にともない不安や恐怖の原因や質が変化し、過去の対処法が必ずしも現在に適用できないと思いながらも生成AIで 「不安や恐怖が多く混沌とした時代をどのように生きるか」と質問しました。

それなりの回答が返ってきましたが、対症療法的で不安が残ります。

不安や恐怖の根源は人一人では如何ともしがたい大問題が束になって襲いかかってきていることです。

どうにもならないことを一人で早急に解決しようと試みるのは愚かです。

行動し成功して自信を付け失敗して考えるという人の習性に従い、先ず平凡な日常生活を規則正しく送り、些細な変化に気づいて喜びを実感することが、このような時代を心豊かに生きる手始めではないでしょうか。

そんな日々の生活を送りながら新しいチャレンジに成功と失敗を繰り返し自分と自信を得た人々がつくる社会は、人々が互いに尊重し協力し、一人では目を背けたくなる大きな課題も自信を持って時間を掛けて着実に解決できると信じています。

 ご参考までに生成AIの回答は次のようなものでした。

混沌とした時代に生きることは、確かに挑戦的ですね。不安や恐怖が私たちを包み込むこともありますが、いくつかのアプローチで心のバランスを保ちながら前進できるかもしれません。

自己ケアを大切にすること: 不安や恐怖が増すと、体調や精神的な健康に影響を及ぼすことがあります。日々の生活で自分自身を大切にし、適切な休息を取ることを心がけましょう。瞑想や深呼吸、ヨガなどのリラクゼーション方法も試してみる価値があります。

情報の選別: ニュースやSNSからの情報は、不安を増幅させることがあります。信頼性のある情報源を選び、過度に刺激を受けないようにしましょう。また、情報を受け入れる前に自分の感情と向き合い、冷静に判断することも大切です。

共感とつながり: 他人とのつながりを大切にしましょう。友人や家族と話すことで、不安や恐怖を共有し、支え合うことができます。また、コミュニティや趣味のグループに参加することで、新たなつながりを築くこともできます。

目的を見つけること: 人生には目的が必要です。自分が何を大切にしているのか、何に貢献したいのかを考えてみてください。目的があれば、混沌とした時代でも前向きに行動できるでしょう。

最後に、私たちは皆、同じ船に乗っています。不安や恐怖を共有し、お互いに支え合いながら、この混沌とした時代を乗り越えていけるはずです。あなたが大丈夫であることを信じています。どんなことでも話しかけてくださいね!

戦争は悪である

人間社会に戦争という病がいまだに蔓延し、世界中に感染する恐れさえあります。

戦争の病原体と対処法について多くの人が我が事として真剣に考える必要があると思います。

1932年の二人の超偉人アインシュタインとフロイトの往復書簡『ひとはなぜ戦争をするのか』に束縛され、あるいは諦観を抱かされてか、このテーマが具体的に論じられることが少ない気がします。

アインシュタインの「人間を戦争というくびきから解き放つことはできるのか?」の問いに対するフロイトの答えは「人間から攻撃的な性質を取り除くなど、できそうにもない!」後に、「文化の発展を促せば、戦争の終焉ヘ向けて歩み出すことができる!」でした。

その7年後に第二次世界大戦が勃発し、現在もウクライナ戦争、イスラエル・ガザ戦争など止むことがありません。

文化が最も発展した国の一つと思われるアメリカの大統領候補トランプ氏の本能的欲求から発せられる対立候補に対する非難、中傷、それを無意識に熱狂的に支持する支持者を見ていると、文化とは程遠い現状にむなしさを感じます。

しかし、勇気を絞ってアインシュタインとフロイトの答えを具体化して実行する方策を各国民が考えなければならない緊急時に差し掛かっているのではないでしょうか。

各国民が戦争防止策を議論し、戦争に関して持っている、無意識下にある道徳的な規範(超自我)、本能的な欲求(イド)、両者のバランスを調整する自己意識(自我)を再認識するだけでも戦争の抑制に繋がると思います。

例えば、ロシアの侵攻に対するウクライナの応戦は、ウクライナ国民のイド(生きる、独立、自由、誇りなどの無意識下の欲求)が超自我(戦争は国民の命、生活を犠牲にするので最悪とする無意識下の規範)を超えるので、自我がやむを得ないこととしているのだと考えます。

ロシアのウクライナ侵攻については、反体制ロシア国民の自我は、プーチンのイド(権力指向、百歩譲ってロシアの防衛機制)は良識あるロシア国民の超自我に対する詭弁であり、ウクライナ侵攻は許されるものでないとしているでしょう。

米国共和党員のトランプ支持を見ていると、共和党は正しいという常日頃は無意識下にある超自我が大統領選挙中には強く意識され、共和党員の自我がトランプ候補は不道徳という超自我より共和党勝利というイドに偏向しているのだと思います。

このような非定常時にも人々の自我が一つのイドに捕らわれることなく、イドと超自我との正しいバランスのとれた判断を行えるようにするために、無意識下にある他の超自我と、それに基づくイドを認識させることが大切です。

例えば、トランプ候補が大統領になると独裁体制を築き、民主主義が危険に晒される可能性があるとの正確性の高い情報が世に出ると、多くの共和党員の自我は民主主義を守るというイドを共和党勝利というイドより優先させるでしょう。

世界各国で戦争は国民の命、生活を犠牲にするものであり絶対に行ってはならないということを幼少時から教育して意識しやすい超自我にするとともに平和の大切さを常に訴えることによって、国民の自我が戦争指向の政策を選択することはなくなると思います。

一例として、先端技術の憲法AIを用いて社会情勢を分析し、確率の高い分析結果を公表して人々に意識させることによって、人々の自我が一つのイドに捕らわれることなく、イドと超自我とを正しく調整し、常に平和指向な判断を可能とするシステムの実現が必要です。

憲法AI支援民主主義

農耕革命以降、人類は小国家を築いて領土拡張や資源確保、差別や宗教などのために国家間で戦争を繰り返し、国威高揚を価値観のベースに据え、殆どの国で国家主義体制が取られてきました。

産業革命によって、生産性が飛躍的に向上し、働く人々の権利を守ろうとする社会 主義思想や人民主権が提唱されるようになり、民主主義国家が隆盛になりました。

しかし、現在でも民主主義国家に内在する不公平や矛盾により人民の不満は解消されていません。

因みに現在の若者、中年、老年の不満をChatGPTで調べたところ、次のようでした。

若者の不満:

経済的な不安、社会の不公平、環境問題への関心、政治への不信感

中年の不満:

キャリアと仕事の不安定さ、家族や個人生活のバランス、健康問題と生活習慣、社会的地位と自己実現、経済的な不安

老人の不満:

経済的な不安、健康と医療、孤立と社会的孤独、高齢差別や理解不足、住環境の問題

国会議員が政治資金を如何に不明瞭に収集・使用するかの方策に国会の大切な時間を浪費するのではなく、人民主権の価値観のもと国民の不満を如何に解消するかの方策に有効使用していただきたいものです。

国民の不満が許容値を超えると、民主主義が崩壊し、独裁者が台頭した史実もあります。

国民に人民主権の思想が行き渡らず、現在においても国家主義体制を継続している国も多数あります。

民主主義体制は不合理な面もあり、金もかかりますが、国民が窮地に陥って民主主義体制を否定し、中国、ロシア、北朝鮮などをほくそ笑ますことは絶対にあってはなりません。

情報革命が進み、生成AIが加速度的に実用化されている現在、憲法AI(Constitutional AI)が注目されています。

憲法AIは、最後にしたい第二次世界大戦を教訓にして作成された国連の「世界人権宣言」など人類が守るべきいくつかの指針に基づいてモデルを訓練した有益性と安全性のバランスを高めた生成AIです。

憲法の中身や運用方法に万全の注意を払う必要がありますが、憲法AIを活用して、生産性やコミュニケーションなどを大改善し、国民の経済、健康、環境、政治、自己実現、孤独などの不満を解消するとともに、戦争によらないで国際紛争を叡智で解決することができる、憲法AI支援民主主義(Constitutional AI aided Democracy)を実現したいものです。