感謝すること

現実的身体を持たないという不完全性を備えた神的存在は、自然法則のもとで変化する宇宙を内包し、消滅の可能性を抱えながら、「無」に対峙して「存在」を持続しています。

宇宙には、外界に反応する様々な生物(命)が、物理的な自然法則と、生きる方向性のみを示す、不完全で時に理不尽を招く超自然的法則のもと、それぞれに異なる生き様で生息しています。

神的存在は、それら多様な生物が生きること(存在)によって味わう喜びを共有することで、自らの「存在」をより強く確認しています。

とりわけ人間は、現実世界の中で自らの目的を見いだし、その達成の過程で喜びを体感することで、神的存在の不完全性を補いつつ、高度で多様な「存在すること」の喜びを共有する存在です。

そんなわけで、私は就寝前に、今日一日、健康で暮らせたことに感謝します。

「生きたい」という目的を達成し、神的存在の「存在」の持続に参加できたことに、静かな喜びを感じます。

私は、超自然だが万能ではない神的存在と共鳴できます。

あなたは、何に感謝しますか。

たとえば、友の手助けに感謝を伝えるとき、友と共生するという二人の目的達成の喜び、さらに、その喜びを神的存在と共鳴できたことによって、人は深い安心感に満たされるでしょう。