自分の特性を活かす

ゴルフの基本というウエブサイトに人の身体の動作の特性は、4つのタイプに分類でき、それぞれのタイプの特性を活かせば、スポーツで最大限の能力を発揮することができ、怪我の防止にも繋がるという4スタンス理論が紹介されていました。

カバンを指先で持つ人はタイプA、掌で包むように持つ人はタイプB、マイクを人差指と中指を添えて持つ人はタイプ1、薬指と中指を添えて持つ人はタイプ2です。

すべての人は、タイプA,Bとタイプ1,2の組み合わせで4つのタイプA1、A2、B1、B2のいずれかに属します。

ゴルフの場合、タイプAはボールを打出す方の前足を軸にし、タイプBは後ろ足を軸にして打ち、タイプ1は足の太ももを内側に回し、タイプ2は外側に回して打つと動作がスムーズになりボールが遠くに飛ぶとのことです。

ゴルフに理想のスウィングは一つしかなく、それを実現するためのコツを見つければ良いと考え、フォームが美しくて優勝回数の多いプロゴルファーのビデオを見て真似ていましたが、根本的に間違っていたことを知らされました。

因みにそのプロゴルファーはタイプA1ですが私はタイプB1でした。

早速試してみたところスウィングが安定し飛距離が若干アップしました。

ゴルフの目標であるスコアアップのために、見た目には最も野暮なフォームのタイプB1を受け入れたいと思います。

多様性を尊重することの大切さは認識しているつもりでしたが、ゴルフのスウィングに一つの道しかないと決めつけていた理由は、勉強不足はたまた「良いものは美しい」の格言に捕らわれていたのでしょうか。

タイプA1でないことを少し残念に思いましたが、タイプB1であることを自己肯定し、その特性を活かしてゴルフの技を習得しスコアアップを楽しみたいと思っています。

各人は得意とする能力が様々であり、記憶力、思考力、感性、運動能力の高いタイプA,B,C,Dと、科学、一次、二次、三次産業、音楽、文芸、美術、スポーツを得意とするタイプ1,2,3,4,5,6,7,8に大別でき、大きく32のタイプに別れそうです。

社会や他人の価値観に捕らわれることなく、自分の能力に適合したタイプをメインに選んで自分の特性を活かすことが、人生において自分の能力を発揮し楽しく充実した生活をおくるコツのように思います。