意志決定能力

人間は生命体法則に従って、
自分の存在を自覚する生命体に進化しました。

すなわち人間は、存在を自分自身のこととして認識し、
その存在の持続を実現しようとする存在です。

存在の持続を実現するためには、複数の選択肢の中から、
目的や価値に基づいて行動を選ぶ意思決定能力が必要です。

そこで人間は自分の選択を自覚し、評価し、修正できる
意志決定能力を取得しました。

この意志決定能力は、人間に存在の持続を深化し多様で活性化した姿で
実現することを可能にしました。

反面、人は生命体法則に反する選択肢を選ぶ自由も手に入れました。

これにより、生命体法則において「存在の持続」を人が実現するために備わった心理状態や欲望も、意思決定能力が誤った方向に発露すると、キリスト教で戒められる七つの大罪へと変貌します。

人が「存在の持続」を実現するために必要でありながら、意思決定能力が方向を誤ると七つの大罪へと変貌するおそれのある心理状態や欲望は、

自信、競争、積極、休息、所有欲、食欲、性欲です。

意思決定能力が、これらの心理状態や欲望を誤った方向に発露させたときに生じる七つの大罪は、

傲慢、嫉妬、憤怒、怠惰、強欲、暴食、色欲です。

例えば、練習成果を熱心に自信に満ちて発表すると観衆と喜びを共有できます。
しかし、聴かせてやると言わんばかりに傲慢に発表すると不快を呼びます。

互いに競争して切磋琢磨すると、人は成長し深化します。
自分が負けることを許せず嫉妬すると、劣等感などが強くなり、精神的な安定を失いやすくなります。

日曜日にゆっくり休息することは明日への意欲に繋がります。
日曜日に怠惰をむさぼると明日も休みたくなります。

競技において、積極的な激しい攻撃が勝利につながる場合が多いです。
しかし、自分の思い通りにならないことへの憤怒から激しい攻撃をすると、敗北につながることが多いです。

人は所有欲を満たすために働き、富を得て安定した生活を送ることができます。
強欲は、富や物を必要以上に求め続け、不正や搾取につながります。

生命体の身体を維持するために食欲は不可欠です。
暴食は欲に駆られた食欲で、身体の破壊につながります。

人は、子孫を残し「存在の持続」を実現するために性欲を持っています。
しかし、性欲は快楽を目的として過度に追い求めると色欲になります。

このように、人は、さまざまな選択肢の中から生命体法則に則ったものを選ばなければ、「存在の持続」に参与することができず、生きる喜びも実感することができない存在です。

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